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住宅ローンの借り換えは最後のチャンス!

日本では長期金利が史上最低を記録するなど、金利が下がり続けています。この影響で2014年現在、住宅ローンや事業ローン、カードローンなど、あらゆる借金の金利も、史上最低レベルに下がっています。特に住宅ローンは、変動金利だと1%を割り込むなど、もはやゼロに近い水準にまで低下しています。

そのため、今が最後のチャンスとばかりに、世間ではローンの借り換えが盛んになっています。そしてこの借り換えラッシュは、各個人の生活から見たミクロ経済的にも、また将来の日本経済というマクロ経済から見ても、極めて正しい行為です。

まずはミクロ経済の観点から。たとえば3000万円の住宅ローン(25年返済)の場合、固定金利2%だと返済総額は3815万円となりますが、1.5%に下がると返済総額は3600万円と、合計200万円以上もの節約が可能です。どんな借り入れでも、金利が下がれば得しますが、特に住宅ローンは金額が大きく返済期限も長いので、ゼロコンマ数%の違いでも、極めて大きな家計の節約が可能になります。

住宅ローンだけでなく、消費者金融の借り入れなども「おまとめローン」で借り換えることが、返済の負担が大幅に軽くなり、非常にお得になります。おまとめローンで債務を一本化すれば、借金の返済にまた別の借金を重ねるという負の連鎖、いわゆる多重債務から抜け出しやすくなります。

次にマクロ経済の観点から。今後の日本の金利は、上昇の一途を辿っていく確率が極めて高いです。日銀に黒田総裁が就任し、2%のインフレターゲットが明言されたので、今後の日本は「物価と金利が上昇していく」可能性が高いです。2%のインフレが恒常化すれば、住宅ローン金利も現在の水準より2%上昇し、3%前後になる事が予想されます。

借り換えは金利が上昇してからでは難しくなる

何より、銀行が固定金利より変動金利の方が低く設定していることが、彼らが将来の金利上昇を確実視している証拠でもあります。ですから、20年以上の長期返済が残っているなら、固定金利にした方が有利になる確率が高いです。

住宅ローンは絶対に固定金利で借りろ!

そして金利が上昇期に入れば最後、現在のように住宅ローンを1%台の固定金利で借り換えるのは不可能になります。そもそも市中金利が高くなってからでは、借り換えという行為自体が難しくなります。

現在、ローンの借り換えが行いやすい理由は、ライバル銀行も皆低金利で貸し出しているので、利息を引き下げる方向で競争原理が働いているからです。金利上昇期には、新規顧客から高い利息を取れるので、既存客の借り換え金利を優遇する理由が薄いので、銀行間の競争原理が働きにくいのです。

2014年現在、日本の金利マーケットは安値の限界にあります。金利はマイナスにはならないので、1%未満の現在より、下がる余地がほぼ無いのは明白です。ですから、現在は住宅ローンの借り換えは、最後のチャンスといえる時期に差し掛かっています。カードローンなども同様で、現在はあらゆる債務の負担を減らせる、滅多にないチャンスなのです。金利が上昇し初めてからでは、借金の借り換えは難しくなりますので、決断は早めに行うべきです。


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