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自動車ローンの金利を安くする方法自動車を購入する際、多くの人はローンを組む事になるでしょう。値段が高いので、ローンの金利が僅かに違うだけで、数万円は支払額が変わってきます。そんな自動車ローンの金利は、安くする方法が二つあります。 金利を安くする方法の一つ目は、銀行ローンを選ぶ事です。銀行ローンとは、民間の銀行が融資しているマイカーローンです。2014年現在の金利は概ね3%程度と、ディーラーローン(平均5〜8%)より低い点がメリットです。 反面、銀行ローンは審査が厳しいというデメリットもあります。年収や勤務先などが細かく調査され、返済能力が高いと判断されなければ、融資は受けられません。派遣社員のような非正規雇用者では、中々銀行ローンの審査は通らないでしょう(自動車ローンの審査に落ちる理由)。 金利を安くするもう一つの方法は、ディーラーローンで金利の値下げ交渉をする事です。ディーラーローンとは、車を購入する自動車販売店(ディーラー)にローンを申し込む方法で、自動車購入者は通常、このディーラーローンを利用するのが一般的です。 ディーラーローンは審査が甘く、余程収入が不安定でも無い限りは、ほぼローンが受けられる事がメリットです。審査が甘い理由は、ローンを返済するまでは、自動車の名義がディーラーになっているからです。名義がディーラーである以上、ユーザーは勝手に自動車を売却出来ませんし、仮に返済が滞ってしまった場合でも、ディーラーが自動車を差し押さえる事が出来るのです。一方で、ディーラーローンの金利は概ね5〜8%と、銀行ローンに比べて高いというデメリットがあります。 実はこのディーラーローンの金利は、交渉次第で安くして貰える可能性があります。そもそもディーラーローンという名前であっても、ディーラーは直接融資してくれているわけではなく、提携している信販会社との仲介をしているに過ぎません。ローンが組まれると、ディーラーは信販会社から紹介手数料が貰える事になっており、その金額が上乗せされているため、ディーラーローンの金利は高くなっているのです。 1%の金利差でも数万円は支払いが安くなるつまり、この分の金利は各ディーラーの裁量によって値下げの余地があるという事です。もちろん、ディーラー側は金利を下げればそれだけ自分達の儲けが減るのですから、大幅な引き下げには中々応じないでしょう。ですが1%程度の引き下げならば、交渉次第で充分見込めます。 自動車は100万円以上はする商品ですから、金利が1%下がるだけでも合計金額は大きく変わります。例えば、200万円の自動車をディーラーローンで5年で返済する場合、金利が8%だと、合計金額は243.3万円です。この金利を7%に値下げできれば、合計金額は237.6万円となり、8%の時と比べて5.7万円も安くなるのです。 なお、ディーラーローンの金利は個々のディーラーの裁量によって変わります。例えば、同じトヨタの系列店でも、店舗Aと店舗Bでは金利が違う場合もあります。もっと言えば、同じ店舗での店員Aと店員Bで差が出る可能性もあります。中々金利交渉が上手くいかない場合は、同じトヨタや日産でも、別の店舗で交渉してみるのも、有効な方法になり得ます。 自動車の本体価格の値下げ交渉は行う人が大半ですが、金利についても交渉している人はあまりいないでしょう。自動車を少しでも安く買うためには、本体価格だけでなくローン金利の交渉も、実は重要なのです。
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