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レーシックの問題点メガネやコンタクトレンズなどの矯正ではなく、裸眼の視力が回復するという「レーシック」が、近年流行しています。一度手術をすれば一生裸眼視力が回復できるといううたい文句だったり、タイガーウッズを始めプロスポーツ選手や著名人にもレーシック治療を行った人も増え出したことで、一気に知名度を上げています。 しかし、レーシックの問題点については、あまり語られることがありません。危険性は低い、安全に視力回復できるというのは、果たして本当なのでしょうか? 実はレーシックはまだ歴史が浅く、本場アメリカでも本格的に普及したのが1995年あたりからと言われています。つまり、レーシック手術を受けて20年・30年と経過した人が誰もいないのです。ここに一つ落とし穴があります。 確かにレーシック手術自体は成功して、視力が回復したとしても、数十年が経過した後でも視力は高いままなのか?眼に何か異常が起きないのか?そういった疑問に対する答えがありません。何せ事例自体が無いのですから、分かりようがありません。 また、眼の角膜をレーザーで削ったりして矯正する為に、疲れ目になりやすい、ドライアイになりやすい、等の症状が出るケースも少なくないそうです。また、レーシック自体が近視の矯正である為、逆に老眼(近くが見えにくくなる)が進行しやすいという問題点も指摘されています。 インフォームドコンセントとセカンドオピニオンが重要安全面でも、一つの問題点が浮き彫りになりました。2009年に都内のレーシックを行っている眼科が、滅菌処理の不備などの為に、患者に感染性角膜炎を負わせた(しかも60人以上も!)という事件がありましたよね。うち一人は失明の恐れすらあるという、重篤な感染症です。レーシック自体が、医者にとっても低リスクで儲かる手術でしたが、すでに過当競争が始まりだしており、営利ばかり追求して衛生管理にずさんな悪徳医師が出るのも時間の問題でした。 無論、ほとんどの眼科では滅菌処理など衛生管理はきちんと行われているはずなので、確率的には安全性は高いです。しかし、何せ一歩間違えれば失明に関わるので、病院選びも神経質にならざるを得ません。しかも値段が高いからといって安全だとも限りませんし。 眼科選びで失敗しないためには、近年叫ばれている「インフォームドコンセント」及び「セカンドオピニオン」の概念が重要です。つまり、医師としっかり話をして、営利に走っていないか(簡単に手術を薦めないか)、リスクの説明などもしっかり行うか等、信頼に足る医者なのかを見極める必要があるでしょう。 また、ひとつの眼科だけでなく複数の眼科に診療に行って相互比較することが重要です。実際にレーシック手術に踏み切る前の段階ゆえにセカンドオピニオン以前の話ですので、診療情報提供書の作成や医院を変わることでの医師へ気遣いなどは不要です。大事な眼にメスを入れる訳ですから、遠慮せずに3〜4医院を回って適性検査を受けたり医師と話したりして、幅広く比較したいところです。
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